Encounter with the unknown

大学に歩いて通っているのですが、少し遅めに家を出た日に高確率で遭遇するやつがいます・・・猫?リス?いいえ、違います。この子です。

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初めて見たのは、自分の部屋の窓から外を眺めていた時で、歩道を爆走するのを目撃して目が点になりました。(今一体自分は何を見たのだろう・・・!?)

 

それから数日後、道で再び遭遇しました。

 

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お利口さんで信号待ちをしている様子。ちなみに、イギリスの歩行者信号はウサインボルト選手もきっと驚く速さで赤になります。本当に一瞬で、近所には3秒で赤になるところもあります。そして人々はそもそも歩行者信号を守りません。赤でも車が来ていなければさっさと渡っていってしまいます。


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人間ならそんな判断も可能でしょうが、この子は・・・お利口さんで待っていたからか、一瞬の青信号タイミングを逃して渡り損ねてしまいました。そんな姿がなんだか可愛くて横から写真撮影。


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...と見守りたくなる気持ちで何枚か写真をとっていると、向こうのほうからウィ〜ンと音が。き、きたぁー!なんかいっぱいきた!!そして、止まった!!!しかも超美しい等間隔で・・・ここまでくると感動せずにはいられません。

 

彼らがどうタイミングを図って3秒信号を渡っていったのか、最後まで見届けることはできませんでしたがきっと無事に渡っていったことでしょう。

 

それにしても、これ一体何?道ゆく人は気にもしていないし、外国人の私は目ん玉飛び出たのですが・・・

 

調べてみると、車のボディにも記されていますが「Starship社」という企業のデリバリーサービスのようです。

starship社のホームページより

https://www.starship.xyz/

 

2014年にSkypeの共同創業者であるAhti HeinlaとJanus Friisによって設立された会社で、自動運転車による食品の配達を提供しているということです。

 

最高スピードはどれくらい出るのか、気になります。この子達がイギリスの田舎の田園風景を爆走している様子をイメージすると・・・ますますイギリスが好きになりそうです。

 

と思ったら、ちゃんとウェブサイトに書いてありました。最高速度は~4mph(=6.43738km)で早歩きの歩行者と同じくらいだよ、とのことです(私にとっては時速6.4kmはもはや小走りの感覚ですが、足が長いのねきっと・・・)。12個のセンサーが搭載されていて、安全には最新の注意を払って走行し、搭載されたバッテリーは最長1日持つとのこと。

 

街中を6kmで爆走できないだろうから、すごくゆっくり歩くくらいで行って帰ることを考えても、軽く30kmは走ることができるというちっちゃくてもすごい子のようです。

 

ロボットだから疲れるということもないし、スーパーの袋でいうと3袋分までの食品を運んでくれるそうなので1週間分くらいの食料なら1度の配達で賄えるかもしれません。

 

自分で買い物に行くことがしんどい人にとって、とても便利なサービスだと思います。いつか私も利用してみたいと思いました。そして、ワクワクしながらこの子が家の前まで走ってくるのを待ちたいです。そして両手でこの子を受け止め・・・!!(多分接触前に停止する)